多様な分野にセラピストを配置
当センターリハビリテーション部門は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・アシスタント合わせてセンター全体で総勢100名を超えるスタッフを擁しています。回復期リハビリテーション病院、介護老人保健施設、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、障害者支援施設、児童支援事業所といったセンター内のそれぞれの事業所にセラピストが配置されています。
充実したスタッフ配置
回復期リハビリテーション病院には総勢60名以上のセラピストが配置され、充実したリハビリテーションが提供できる体制となっています。病気やけがの医療的処置を終えた後の回復期の治療ではリハビリテーションの質はもちろん、量も必要とされています。そのため当院においては、患者さんの体調にもよりますが、1日2時間以上の個別リハビリテーションが行えるよう多くのセラピストが在籍しています。また、リハビリテーションの内容では脳卒中片麻痺の治療である経頭蓋磁気刺激治療やロボットを用いたリハビリテーションを取り入れ、先駆的な治療にも力を入れています。
多様な分野にセラピストが在籍するメリット
通所リハビリテーションセンター
当センターリハビリテーション部門の大きな特徴は、冒頭にも述べたように医療・介護・福祉分野のそれぞれの分野にセラピストが在籍していることです。例えば回復期リハビリテーション病院を退院した後、在宅生活においてリハビリテーションを継続する必要があり、当センターの通所リハビリや訪問リハビリといった介護保険を利用したサービスを使用する場合(居住地によるサービス提供範囲があります)、病院のセラピストから通所リハビリや訪問リハビリのセラピストへ詳細な情報共有が可能です。病院での患者さんの状況がよく伝わることで、より患者さん一人ひとりに対応したリハビリテーション計画の立案ができることになります。
当センターには自立訓練という主に就労や自立生活を目標としてリハビリテーションを行う事業所もあります。自立訓練にもセラピストが配置されているので、回復期リハビリテーション病院退院後に復職を目指す方がいれば、介護保険のサービス同様に病院と自立訓練のセラピストが情報を共有し、復職へ向けてより円滑なリハビリテーションプログラムを作成することができます。
2021年4月で開設から2年が経過し、当センターの異なる事業所で経験を積んだセラピストも増えてきました。それによって、より効果的な連携を取ることが出来つつあります。今後も様々な分野に従事するセラピストが身近にいる当センターリハビリテーション部門の特徴を生かし、より良いリハビリテーションサービスを提供できるよう努力してまいります。