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リハビリテーションコラム
2022.07.31
食べ物を飲み込むことをいいます。
病気や加齢などの影響から、食事中にムセたり、上手く飲み込むことができなくなった状態を嚥下障害といいます。
誤嚥性肺炎までの流れ
嚥下障害により、食べ物や唾液が、胃ではなく気管に入ってしまい(誤嚥)、消化できず腐ってしまった食べ物の菌や唾液の細菌が、気管から肺へと吸引され、肺炎を発症します。【誤嚥・誤嚥性肺炎を疑う特徴】
食事後の発熱、痰がらみの咳、黄色の痰
上記以外でも、いつも以上に元気がない、食欲がない、食事が疲れる、食事中にムセが頻回に聞かれるといった症状もみられることがあります。
【予防のポイント】
・食後の歯磨き、入れ歯の洗浄など、常に口腔内の清潔を意識し菌の増殖を防ぐ。
・胃~食道への逆流(嘔吐)を防ぐために、食事後はすぐ横にならない。
・20~30分ぐらい適度な運動を行い、体力を付ける。
【食事中に気を付けること】
・食事に集中できるようになるべくテレビは切る。
病気に限らず、加齢といった体力の衰えからも誤嚥性肺炎となりうる可能性は十分にあります。安全な食事方法、肺炎予防の意識を心がけて、楽しく・美味しく食事をしましょう。