今回は秋に旬を迎えるしいたけについてご紹介をしていきたいと思います。
しいたけは天日干しをすると旨味も香りも、各段に増加するといわれているのをご存じですか?しいたけにはどういった成分が含まれているのかその一部をご紹介したいと思います。
①ビタミンD2
ビタミンD2はしいたけに含まれるエルゴステロールが紫外線に当たることで変換されます。小腸からのカルシウムやリンの吸収を促したり、骨や歯へのカルシウム沈着を高めたりするといわれており、骨軟化症や骨粗しょう症の予防にもおすすめの成分です。
②食物繊維
しいたけに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維の割合が多く、名前の通り水に溶けにくい性質を持っており、水分を保持しやすいのが特徴です。そのため、便秘の改善や整腸効果があるといわれています。
調理の際のひと手間でしいたけを料理する1時間くらい前に日の当たる場所に置いておくのも良いでしょう。そのまま焼いて食べるのも良いですし、細かく刻んでつくねにしてもおすすめです。自宅にいる時間が増えている中、食事で季節を感じながら健康的な体作りを目指しましょう。
栄養管理委員会
参考文献 クエスチョン・バンク管理栄養士国家試験問題解説
日本食品標準成分表2016年版(7訂)