まだ5月というのに汗ばむ日も多く、夏の訪れを感じる季節となりました。
これからどんどんと日差しも強くなりますが、みなさま “紫外線” 気になりませんか?
紫外線は浴びすぎてしまうことで身体に悪影響を及ぼす事が知られています。
今回は、夏が本格的に始まる前に知っておきたい抗酸化物質での紫外線対策についてお話していきます。
〇紫外線の性質〇
太陽の光には、目に見える光(可視光線)の他に、目に見えない赤外線や紫外線が含まれています。紫外線とは地表に届く光の中で最も波長の短いものを指し、さらにその中でも波長ごとの性質によってA・B・Cの3つに分けられます。
① UV-C…大気層で吸収され、地表へは到達しません。
② UV-B…大半は大気層で吸収されますが、ごく一部は地表まで到達します。
人体への影響が強く、短時間でも皮膚や目に有害な作用を引き起こし、
炎症やシミだけではなく日焼けや皮膚がんの原因にもなります。
③ UV-A…太陽から地表へ届く紫外線の約9割を占め、長時間浴びた場合の健康被害が
懸念されています。肌に蓄積的なダメージを与え、肌のハリや弾力を失わせ
たり、肌を黒くさせる作用もあります。
〇紫外線の影響を防ぐために抗酸化物質を摂取しよう!〇
紫外線を浴びすぎると体内の「活性酸素」が増加します。そうして体内が酸化することが、
シミ・シワ・老化・がん等の原因になると言われています。
活性酸素から身体を守るために、抗酸化物質を積極的に摂取しましょう!
「抗酸化」とは文字通り体の酸化を抑えることを指しています。抗酸化物質には体の酸化を抑えて細胞を守る働きがあり、代表的な抗酸化物質には ”ビタミンA・C・E ”があります。
〈ビタミンAを多く含む食品〉
レバー、緑黄色野菜(人参、ほうれん草、トマト、かぼちゃ、ピーマン、モロヘイヤ等)
〈ビタミンEを多く含む食材〉
アーモンド、ヘーゼルナッツ、卵、うなぎ、かぼちゃ、アボカド等
☆ビタミンA・Eは油に溶ける性質があるため、炒め物など油と一緒に食べることで
効率よく吸収できます!生で食べる際にはドレッシングなど油分を含むものと一緒に
摂るか、魚介類や肉類と合わせて摂るのがおすすめです。
〈ビタミンCを多く含む食品〉
パプリカ、キャベツ、じゃがいも、オレンジ、キウイ、レモン、いちご等
☆生で食べるのもいいですが、ビタミンCは水に溶ける性質があるので、
スープにして汁ごと食べると溶けだしたビタミンCを効率よく摂ることができるのでおすすめです!
サラダにする野菜を茹でた後は、長く水にさらさないように注意しましょう!
参考:環境省 紫外線 環境保健マニュアル2020 900410651.pdf (env.go.jp)